週末に「FIAT習志野」で開催されていたマルシェイベントに立ち寄ることができました。
ブランケットだけ…のつもりが!
じつは以前薬園台公園に遊びに行った時に、FIAT習志野を偶然発見しました。

ちょうどその週は、ドブロ発売記念のキャンペーンでブランケットをもらえるタイミング。
↓のデビューフェアの時ですね。
フィアット 新型ドブロの発売を記念し、デビューフェアを実施 さらに「いろいろドブロ」スペシャルサイトを公開
とはいえ用事もないし普段付き合いのあるディーラーにわざわざ行くほどでもないかな……と思っていたのですが、たまたまディーラの前を通りかかったので立ち寄ってみました。
元々FIAT習志野の運営は、私が初めてFIAT 500購入をしたディーラーと同じ系列「ファミリー」だったそうです。
しかし、私が立ち寄る少し前に「トリコローレ東都」系列に運営が変わったとのことでした。
アンケートに住所を書いて、それっきりになっていたのですが……今回はそのFIAT習志野が、運営元の変更から1年を記念した「FIATマルシェ」を開催するということで、案内ハガキが届いていました。
落合務シェフも登場!ゆるっと楽しめるマルシェ
マルシェのメインはなんと、イタリアンの名店「LA BETTOLA」監修のフード&トークイベント!
もちろん?お店には行ったことはないのですが、瓶のジェノベーゼソースは愛用しているので少しは縁があるかな?と思い、家族で参加してみました。

キッチンカーで提供されていた「ウニのクリームパスタ」は絶品で、うちのミー太郎(5歳)もおかわりするほど気に入っていました。
落合シェフの講演は、料理人を志した若い頃の話から、魚介のカルパッチョを“発明”するに至るまで……で時間切れ(笑)。
飄々とした語り口で、あまり苦労したことを感じさせない話しぶりでしたが、アルデンテを知らない日本人のお客さんに怒られ、胃潰瘍になりながらもイタリアンレストランを続けてきたということは、イタリアンを広めようという情熱の表れだったのかもしれません。
77歳とおっしゃっていましたが、まだまだ現役のエネルギーを感じました。記念に、家族で写真も撮ってもらいました。
他にも、マルゲリータピザづくり体験がなんと無料!だったり、ドリンクも1人1杯無料。これ、かなり太っ腹なイベントですよね。
程よく賑わっていて、常に席は埋まってましたが、混雑しすぎず、落ち着いて楽しめる雰囲気でした。
FIATというブランドの現在地
楽しいイベントの一方で、ちょっと考えさせられる場面も。
FIAT500は、かわいくてわかりやすいブランドアイコン。でも、それがない今、ディーラーは苦労しているようです。
世界的にもFIATを含むステランティスグループは業績が芳しくないとのニュースも。
👉 ステランティス、業績不調の詳細はこちら(ロイター)
EVシフトを一気に進めたものの、市場はそこまでEV化していないし、中国勢に押されてしまったのが現実のようです。
「アフター・デジタル」という、中国の先進的な企業を紹介する本に、NIOという中国のEVメーカーが登場します。
このNIOは、EVを売るのはスタートでむしろNIOの車を持っているコミュニティに対して、様々なサービスを提供することに力を入れています。
「NIOの会員チケットが600万円(実際のところ車代だがその比喩)、それを買ったら車がお土産として付いてくる」
というのがNIOのビジネスモデルを端的に表現した言葉です。
点検や洗車をスタッフが自宅に来てくれるようなサブスクリプションサービスを提供しているというのは自動車サービスの範囲ですが、
NIOはそれだけでなく、NIO HOUSEというコミュニティスペースを展開しています。
同じく中国EVメーカーのBYDと比べて高価格のNIOのオーナーはわざわざNIOを選んだ人たちであり、NIOはそのコミュニティを大切にしているのです。

ヨーロッパ市場では、FIATは当たり前のように大衆車メーカーではありますが、日本では「わざわざFIATを選ぶ」人たちがオーナーになっていますが、
そうした人たちに対して、FIATはどのようなコミュニティを提供できるのか?というのが日本における生き残るためのポイントなのかもしれません。
このマルシェももしかしたらそういうことなのかもしれないですね。
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